落下などの衝撃によってガラス部分に軽度のひびが入ってしまった場合はガラス割れ修理になります。ガラスが割れた状態で使い続けると、徐々にひび割れが広がり、内部にガラスの破片やホコリ、湿気などが入り込んでしまいます。また液晶側に大きな負荷がかかり、突然操作不能になることもあります。液晶側に傷などがある場合は、表示の修理価格より高くなる場合がありますので、お早めの修理をおすすめします。

強い衝撃によって液晶部分に線が入ってしまったり、黄色や黒い斑点がみられる場合は液晶破損修理になります。操作不能や液晶が表示されない場合も液晶破損修理になります。液晶破損は勝手にボタンが押されることによるデータ消去や誤発信等のリスクが高まるため、画面を表示せずにお早めの修理をおすすめします。表示の修理価格は、標準グレードのパネルになります。

充電ができない、電源が入らない、バッテリーの膨らみによって液晶パネルが浮いてきた場合はバッテリー交換になります。内蔵リチウムイオン電池の充電サイクル回数は400～500回と言われており、それ以上充電した時点で電池容量は新品の半分程度まで低下します。つまり1日1回充電すると約1年半で電池容量が半分になり、2年以上で寿命を迎えることになります。純正以外の充電器で充電したり、車で充電したり、充電しながら操作したりすると寿命は更に短くなります。

充電ができない場合は充電コネクタ修理もしくはバッテリー交換になります。充電コネクタにホコリやケースの破片などの異物が入り込むことで金属部品が損傷して充電できなくなります。他にも雨などの水分が入り込むと、金属部品が腐食して充電ができなくなることがあります。外での作業が多く、ポケットに入れている方は十分にご注意ください

レンズが破損したりカメラが起動しない、ピントが合わない場合はカメラ修理になります。カメラ部品の損傷であればカメラ交換で直りますが、基板が損傷しているとカメラを交換しても直りません。直らなければ費用は一切かかりません。iPhone6シリーズはレンズが飛び出ており、レンズの破損も多くなっております。レンズを引っ掛けやすいのでご注意ください。

水没修理は全ての部品を分解して、薬品や洗浄機器などでサビや腐食を除去して通電できるようにします。しかし、水没後電源を入れたり、充電したりすると基板の部品がショートしてしまい、復活できない可能性が高くなります。万が一、トイレに落としてしまったり、洗濯機で回してしまったり、お風呂や海、プールなどに浸かってしまった場合は、水没時の応急措置の修理メニューをご確認ください。

パスコードを忘れてしまって起動しない場合は初期化（iPhoneを復元）、ソフトウェア更新中のエラーで起動しない場合はソフトウェア更新になります。他にもソフトウェアに関連する不具合も初期化で対応できる場合があります。初期化後にApple IDとパスワードが必要になりますので、ご注意ください。

端末を初期化された場合はSIMカードを挿入して初期設定をしないと使用することができません。SIMカードがない場合はアクティベート処理をすることにより、Wi-Fi環境で使用することができます。所要時間はわずか5分です。

Dappleでは内部のカメラとレンズカバーの間にシートを入れることでマスキングすることができます。トヨタ自動車関連の会社などではiPhoneを社内に持ち込むためにヤスリなどでカメラ部分に傷をつけないといけませんが、この方法ですとカメラを使用したい時や下取り、買取に出す時はシートを取り除くだけですみます。価格はフロント・リアカメラの２箇所分になります。会社や部署によってマスキングではNGのところもあるようですので、ご注意ください。

ホームボタン、スリープ（電源）ボタン、サイレントスイッチ、音量ボタンが反応しないなどの故障はボタン・スイッチ修理になります。ボタン・スイッチは指で操作するため、指が濡れていたり汚れていたりすると水分や汚れが内部に侵入してしまい故障の原因になります。ホームボタン交換修理はTouch ID（指紋センサー）搭載モデル場合、Touch IDが使用できなくなります。

内蔵スピーカーにはイヤースピーカーとラウンドスピーカーがあります。相手の声が聞こえない場合はイヤースピーカー、着信音や音楽が鳴らない場合はラウンドスピーカー故障になり、いずれもスピーカー修理になります。落下などのガラス割れと同時にイヤースピーカーが故障するケースがありますので、ご注意ください。

バイブレーターは比較的衝撃には強いため故障することはあまりありませんが、ONにしていても作動しない場合はバイブレーター修理になります。水没時にバイブレーターの端子部分が腐食して故障することがあります。

WiFiやBluetoothの電波を拾わない、携帯電話会社の電波を拾わない場合はアンテナ修理になります。ただし、電波には干渉や反射、回折、透過などの特性があり、故障ではなく使用条件によって発生する場合もあります。受付時にアンテナ表示が圏外で携帯電話会社の電波を拾わない場合はアンテナ部品を交換します。交換後、店頭でアンテナが立てば修理代金が発生しますが、ご自宅に戻られて症状が改善されない場合もありますのでご了承ください。